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かりんの白足袋 [かりんの話]

食欲は少し戻ったものの食は細い。
いつもの半分くらいのエサとミルクで生きている。
夕方、次女がつれあいとやってきて、かりんを抱いて涙ぐむ。
ずいぶん軽くなったので、びっくりしているのだ(ひょっとしてそれまでが太りすぎ?)。
ふり返ってみれば、15年前の春ごろ、中学生の彼女とぼくが、平井のあるマンションを訪れて、ほんとにちいさなネコをもらい受けたのが、かりんとの最初の出会いだった。
船橋のイトーヨーカドーの掲示板に写真入りで「ネコあげます」と貼ってあるのをヨーコさんと当時高校生の長女が見つけて、長女がどうしても飼いたいと言いはじめた。
ヨーコさんはペットを飼うのは反対だったが、娘たちの熱意に根負けした。
「わたしは絶対面倒をみないから」という条件で、飼うことにした。
写真には茶色とグレーの2匹のネコが写っていた。
かりんという名前をつけたのは長女で、茶色のネコをもらうつもりだったようだ。
ところが、ぼくと次女が提供してくれる方のマンションを訪れ、ゲージに入れられた2匹のネコを見させてもらったときに、すぐ寄ってきたのがグレーのほうのネコだった。
もらってきたネコを見て長女はちょっと意外な顔をしたが、すでに決めていたかりんという名前は変えなかった。
かりんは世田谷あたりの捨て猫で、いちおう和猫だが洋猫の系統が混じっている。
昔、辺見庸さんがわが家を訪れたときに、「白足袋をはいていて、かっこいい」とほめてくれた。
背中がわずかに縞模様のあるグレー、おなかと足先が真っ白なので、辺見さんのいうように白足袋をはいているようにみえる。
手持ちのデジカメでその動画写真を撮影する。
ただしブログに貼り付けようとするが失敗。
1日おきの医者通いがつづく。(2月10〜11日)


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