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20日間のイタリア暮らし [雑記]

あくせくと観光するわけでもなく、せっせと勉強するわけでもなく、まったりとイタリアに出かけてきました。
1週間、アルプスのドロミーティにいましたが、その前後はトスカーナのシエナで、ぼんやりすごしていました。
それにしても日本は相変わらず蒸し暑いですね。われわれの滞在したドロミーティのコルフォスコでは日中15度くらい、昼に30度以上になるシエナでも朝晩は20度を切りますから、からだは楽でした。外は暑くても家のなかにいる分には冷房をつけなくても涼しく、空気はからっとしています。
肌にまとわりつくようなべとべとするような──開高健にいわせるとお粥につかったような──湿気はありません。
で、何をしていたかというと、ひたすら孫と遊んでいた、いや実際は孫に遊ばれていたというところでしょうか。孫が9月から小学校にはいるので、その前に顔を見にいくのが、今回の旅行の目的でした。
娘夫婦は共働きなので、ふだんは幼稚園の送り迎えと帰宅後の面倒をおばあちゃん、つまりノンナ(義理の息子のマンマ)に頼んでいます。しかし、小学校入学前の10日ほどは幼稚園も休みで、かといって終日ノンナに頼るのもこくなので、せめて1週間くらいは、われわれが面倒をみようということになったわけです。
ただし、その間、娘夫婦もヴァカンスをとることができたので、恒例のドロミーティに行くことになりました。
今回、ドロミーティ・アルプスでの最大の成果は、家内と3152メートルのピッツボエに登頂したことでしょうか。
ピッツボエはコルフォスコの宿から見えるセッラ山塊の最高峰です。
そのセッラ山塊の全貌をまず写真で紹介しておきましょう。
DSCN7132.JPG
ところで、さも大登山をしたようにえらそうに書きましたが、実は2950メートルのサッソ(ゲール語ではサス)ポルドイまではロープウェイがあります。ですから、そこからの標高差は200メートルです。
ところが実際にはロープウェイの頂上駅から100メートルほどは下りになっているので、実際には300メートルほど登らなくてはなりません。これがけっこう本格的な登山。
その途中で写した写真がこれ。
DSCN7202.JPG
頂上からはドロミーティの最高峰マルモラーダ(3343メートル)を望めます。
DSCN7194.JPG
孫はイタリア語しか話さないので、だいたい何をしたいのかはわかるものの、こまかいやりとりができないのが残念です。それでも、毎日、朝から晩まで、よく遊びました。これから、どんなふうに育っていくのか、楽しみです。
DSCN7439.JPG
暮らしてみると、日本とイタリアで、それほど生活のちがいがあるわけではありません。娘はよく「どこで暮らしても同じだよ」といいますが、それはそのとおりだと思います。国がどうのこうのといきりたつのが、だんだんばかばかしくなってきました。
20日間ほど暮らしてみただけでも、観光ではわからないイタリアのさまざまな側面が見えてきます。いちばんおもしろいのは家族の様子なのですが、それを書くと、いろいろ差し障りが出そうなので、やめておいたほうがよさそうです。
いずれにしても、また日本に戻ってきました。われわれは、というより特にぼくはそれなりに年をとってきましたが、イタリアの長女一家、福岡の次女一家がしっかり元気に暮らしているのが何よりも幸せなことです。
また、こちらでののんびした生活がはじまります。

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マチャ

お孫さん、可愛らしいですね~。
言葉が通じなくても、心は通じ合ったのだと思います。

旅の疲れや、久々の日本の暑さにお気をつけて。
by マチャ (2012-09-13 10:43) 

mino

こんばんは。
可愛いお孫さんですね。将来が楽しみです☆

セッラ山塊は切り立った写真なのでビックリしました。
日本はもうしばらく残暑が続きそうです。。。
by mino (2012-09-13 23:31) 

だいだらぼっち

ありがとうございます。ほとんど孫バカですね。
by だいだらぼっち (2012-09-19 07:35) 

don

こんばんは。
お孫さん、さすがにハーフだけあって可愛いですね。

イタリア人の家族はとにかく、よくしゃべると
テルマエロマエの作者の本に書いてましたが、
お孫さんは、雄弁になられましたか?
by don (2012-09-25 22:15) 

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