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ハイランドに立つ──スコットランドの旅(6) [旅]

 8月8日(水)
 朝9時ごろ、レンタカーでグラスゴーの宿を出発し、北上します。
 天気は曇りで、時折小雨。
 40分ほどでローモンド湖へ。湖の奥に大きな山があります。これが標高974メートルのローモンド山でしょうか。
 ローモンド湖は幅8キロ長さ39キロで、幅2キロ長さ35キロのネス湖よりも大きく、スコットランド最大の湖です。琵琶湖よりはずっと小さいですね。
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 湖では水泳のヨーロッパ大会が開かれていました。双眼鏡でのぞくと、選手がトビウオのように湖を泳ぐのがよく見えました。この日の外気温は15度くらい。水泳には少し寒そう。
 何百メーターかの競泳でイタリアの女性がドイツをおさえて優勝したらしく、マテオが喜びます。
水族館のショップにあるエレベーターで展望台に上り、コーヒーを飲みました。11時ごろ、ここを出発。ツアーだと、こうのんびりはできないですね。
 ローモンド湖に沿って1時間ほど北上、いよいよハイランド(高地地方)にはいってきました。
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 スコットランドは大きく南東部のローランド(低地地方)と北西部のハイランド(高地地方)に分かれます。ハイランドは高地といっても最高峰は1344メートルのベン・ネヴィス山で、全体的には小高い丘陵がつづきます。
 車は谷に沿って進みます。次々とあらわれる緑なす山々の織りなす風景に圧倒されます。
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 何台も車が止まっているところに、われわれも停車。あたりを散策してみました。夏だというのに肌寒いくらい。
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 その美しさに息をのみます。
 3つの山が重なるスリーシスターズと呼ばれるのは、このあたりのことでしょうか。
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 圧倒的な大自然のもとでも、悲しい歴史は流れていました。このあたりでも氏族間のすざまじい抗争(グレンコーの虐殺)がありましたし、ハイランド全体で18世紀から19世紀にかけ、住民の放逐がおきています。ジャコバイトの反乱についても、論じなければいけないとことです。しかし、きょうはその歴史にふれるのはやめておきましょう。
 そろそろお昼です。脇道をはいったところにあるレストランで食事をとりました。
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 そのあと本道に戻って、グレンコーのビジターセンターに立ち寄ります。雨が降ったりやんだりの天気です。スコットランドの夏の天気は、だいたい曇りがちで、時々雨が降ったかと思うと、晴れ間がのぞいたりするのが特徴です。
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 グレンコーをでたあと、フォートウィリアムからウエストハイランド鉄道に沿って西へ。
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 この鉄道は、映画ハリー・ポッターの撮影に使われたことで知られます。途中、景色の良い場所で駐車しようとしたのですが、観光シーズンとあって、車が多く、停まれなかったのがつくづく残念です。
海がみえたところで、ようやく休憩。向こうに見える島はエッグ島、あるいはラム島でしょうか。
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 夕方、港町マレイグに到着します。
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 マレイグはウエストハイランド鉄道の終点でもあります。
 駅には列車が停まっています。
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車両の上にウミネコが羽を休めているあたりが、いかにも港町らしいところですね。
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 鉄道オタクではないのですが、ついつい蒸気機関車の写真を撮ってしまいます。蒸気機関車には、なぜかわくわくさせるものがあります。
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 夜はホテルのレストランで食事。混んでいるというので、到着時に予約しました。
 テラスを予約したと思いこみ、さっさと座り込んだら、なんとちがっていました。注文したビールが売り切れになっていて、いろいろ言われたけれども、よくわからず、とんちんかんに答えているうちに、本来の客がやってきて、テラス席からホール席に移動と相なった次第です。
 テラス席ははやくからの予約があって、われわれの席はホールのなかなのでした。このあたり英語力の不足を痛感します。
 海の幸の盛り合わせは絶品。
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 ここまできたかいがあったと、わがつれあいの陽子さんも喜びます。
 最後にデザートまで食べたので、また血糖値が上がったかもしれないと思ったものの、これは後の祭りです。

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ネオ・アッキー

明けましておめでとう御座います。
昨年中は大変お世話になりました。
本年も何卒宜しくお願い致します。
by ネオ・アッキー (2019-01-03 02:44) 

だいだらぼっち

こちらこそ、よろしくお願いします。
by だいだらぼっち (2019-01-31 07:37) 

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