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ブハラの午後──ウズベキスタンの旅(8) [旅]

 ボラハウズ・モスクの先の道路を渡ったところがアルク城です。
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 このあたりがブハラ発祥の地といわれます。
 古代の城は残っていませんが、ガイドブックによると、女王フッタ・ハットンはここで7世紀にアラブ軍と戦ったといいます。さらに13世紀にはチンギスハンの軍隊がやってきます。ペルシア語の記録には「彼らは来た、破壊した、焼いた、殺した、奪った、そして去った」とあるそうです。
 ガイドさんによると、アルク城は歴代ブハラ・ハンの居城で、4ヘクタールの広さがあり、熊座のかたちをしているとか。外から見学するだけで、なかにははいりませんでした。1920年代にソ連によって破壊されましたが、現在は半分ほど修復されています。
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 城の前にレギスタン広場と呼ばれる広場になっています。かつてはこのあたりには紙を売るバザールと隊商宿があり、商人があふれていたそうです。西安からここまでは9カ月かかったといいます。
 レギスタン広場を通り、フッジャ・ヌラバッド通りにはいります。
 突き当たりに見えるのがタキ・ザルガロン。バザールですね。
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 このバザールを訪れる前に、われわれはその手前にあるモスクとメドレセを見学します。
 モスクにはミナレットが付属しています。カラーン・ミナレットです。
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 ここにもゾロアスターの模様がひそかに織りこまれている、とガイドさん。わかりますか。
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 ミナレットにつながるのがカラーン・モスクです。
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 向かい側にはミル・アラブ・メドレセが立っています。
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 現在も使われている神学校ですので、なかにははいれません。
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 その天井の模様がみごとです。
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 カラーン・モスクのなかにはいってみます。
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 少しくたびれてきたので休憩です。それにしても暑いです。通りの向こうにあるチャイハナでお茶にしました。
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 タキ・ザルガロンのバザールでは、コウノトリのかたちをしたハサミなどを買いました。
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 タキの後ろにウルグベク・メドレセがあります。ティムールの孫、ウルグベクが建てたメドレセです。現存するものでは、中央アジアで最古のメドレセといわれます。ウルグベクは首を斬られ暗殺されるという悲劇の最期をたどります。内部の保存状態はあまりよくありません。
_DSC0041ウルグベク・メドレセ/ブハラ.JPG
 その向かいにあるアブドゥールアジズ・ハーン・メドレセは、それから200年後につくられましたが、未完成のまま残されました。
_DSC0039アブドゥールアジス・ハン・メドレセ/ブハラ.JPG
 脇のタイルにえがかれている花の模様がみごとでした。
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 昼食後、かつてはゾロアスター寺院だったマゴキ・アッタリ・モスクへ。一段低いところにあって、名前のとおり、実際、土砂に埋もれていたそうです。
_DSC0062マゴキ・アッタリ・モスク/ブハラ.JPG
 ラビハウズという池にも立ち寄りました。
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 ナディール・ディヴァンベギ・メドレセの入り口には太陽と鳳凰の図柄が描かれていました。
_DSC0078ナディール・ディヴァンギ・メドレセ/ブハラ.JPG
 その前の公園にはロバに乗るホジャじいさんの彫刻があります。笑い話の主人公です。
_DSC0077フッジャ・ナスレッディン像/ブハラ.JPG
 そのあと、いったんホテルに戻り、小憩したあと、夕方からナディール・ディヴァンベギ・メドレセの中庭で開かれたファッションと踊りのショーを見ながら食事です。盛りだくさんすぎて、くたびれました。
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