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勝手にブックカバーチャレンジ [雑記]

このところSNSで7日間ブックカバーチャレンジというのがはやっているようです。コロナ禍で家に閉じこもるのを余儀なくされているなら、せめて読書の楽しみをみつけようという提案。まことに結構なことです。
ぼくのほうは、まさしく黄昏で、友達がどんどん亡くなって、いよいよ人生の終末期が近づいてきました。思い出だけが新しいと感じる毎日です。
平凡なサラリーマン生活を約35年送りました。そのうち15年が営業関係、20年が書籍編集関係の仕事。無能な編集者でした。
この年になると、恥も外聞もなくなります。自分のつくった本から、勝手にブックカバーを並べてみました。いろいろ思い出はありますが、とくに説明はいらないというので、昔の記念として並べてみました。7冊ということですが、少し増えてしまいました。

斎藤茂男『妻たちの思秋期』(1982年)
斎藤さんの本は「日本の幸福」シリーズで、何冊も出しました。
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辺見庸『もの食う人びと』(1994年)
もう一冊エッセイをまとめました。
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横川和夫『仮面の家──先生夫婦はなぜ息子を殺したか』(1993年)
横川さんと保坂渉さんの本は何冊も出しました。『かげろうの家』もそうですね。
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ロバート・マクナマラ『マクナマラ回顧録──ベトナムの悲劇と教訓』(仲晃訳、1997年)
もう一冊、ベトナムとの対話をまとめた本を出しました。
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春名幹男『秘密のファイル──CIAの対日工作』(上下、2000年)
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工藤幸雄『ぼくとポーランドについて、など』(1997年)
『乳牛に鞍』という本、翻訳本も出しました。工藤先生の家にはよく出入りさせてもらいました。
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小野寺百合子『私の明治・大正・昭和──戦争と平和の八十年』(1990年)
ほかにも何冊か。『バルト海のほとりにて』は改訂版をつくりました。
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ノーマン・デイヴィス『ヨーロッパ』(全4巻、別宮貞徳訳、2000年)
『アイルズ』という大著も出しました。
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ドン・オーバードーファー『二つのコリア──国際政治の中の朝鮮半島』(菱木一美訳、1998年)
マンスフィールドの本もありましたね。
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ポール・ジョンソン『現代史』(全2巻、別宮貞徳訳、1992年)
最初に出したのは『インテレクチュアルズ』(1990年)です。ポール・ジョンソンの本は何冊も出しました。別宮先生は大恩人です。
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マルク・ド・ヴィリエ『ウォーター──世界水戦争』(鈴木主税訳、2002年)
鈴木先生には、ジェームズ・マンの『米中奔流』や『ウルカヌスの群像』など、多くの本でたいへんお世話になりました。
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ケネス・ルオフ『国民の天皇──戦後日本の民主主義と天皇制』(高橋紘監修、木村剛久・福島睦男訳、2003年)
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ジョン・バリー『グレート・インフルエンザ』(平澤正夫訳、2005年)
これは傑作です。平澤先生とは『ダムはムダ』という本もつくりました。
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もうきりがないですね。このへんでやめておきましょう。みんな懐かしい思い出です。以上、ステイ・ホームの身辺整理でした。それにしても昔の本なのでカバーが汚れてしまっています。

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