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テレビ誌の効用 [雑記]


雑誌「テレビ・ファン」を買って、読んでみる。
値段は330円で、
4月29日から5月31日までの番組が
掲載されている。
特集は、いまTBS系で放映されている
ドラマ「冗談じゃない!」。
主演の織田裕二、上野樹里のインタビューと
番組紹介が中心だ。
ほかに「花嫁とパパ」に出演している
石原さとみの写真とインタビュー。
「孤独の賭け」の伊藤英明、
「めぞん一刻」の伊藤美咲なども登場。
ステージやスポーツの特集もある。
このほか、映画、ドラマ、スポーツ、
音楽、スペシャルのジャンル別
プログラムガイドがあり、
それに続いて、テレビ地上波、BSデジタル、
CSデジタルの1月分の番組表がすべて
掲載されている。
テレビさえあればいいと思う人は、
新聞をとらなくても、
テレビ誌を買うだけで、
じゅうぶん毎月楽しめる。
日本では、ものすごい数の放送局があって、
24時間番組が流れている。
しかも、この番組表だけでも、
地上波が15局、BSが12局、CSが32局
載っていて、頭がくらくらするほどである。
全局(といっても関東だけ)の1日の番組を
全部みるとしたら、それだけでも1416時間、
つまり59日間かかる。
そんなばかなことをしないでも済むように、
テレビ誌があり、録画機があるのだろうか。
これだけいっぱいあるのだから、
好きなものをチョイスして、好きな時間に
番組を楽しむことができれば、
人生に憂いなしというわけだ。
何も考えず、人生を楽しむべし。
けっこうな世の中である。
ところで、ぼくもよくテレビを見るほうだが、
その時間はだいたい決まっている。
食事をしながらが多い。
出勤する前、朝食をしながら30分ほどと、
夕飯を食べながら1時間、
そのあとくつろぎながら2時間か2時間半。
だから1日4時間ほどはテレビを見ている。
本を読んでいるのは1時間ほどだから、
テレビを見る時間のほうがはるかに多い。
だいたいがニュースとバラエティ、そのあと
コメディかミステリーかというあたりで、
1週間の予定はほぼ決まっている。
「のだめカンタービレ」で、
上野樹里のファンになったから、
「冗談じゃない!」は毎回、見ているが、
これはコミック調のホームドラマで、
あまりおもしろいと思わない。
「テレビ・ファン」の特集記事には、
「ホームコメディーに求められるのは、
ほどよい共感と新しい家族の理想像。
つまり、時代性ということでもある」
と書いてある。
ことばがすべっていて、
何が言いたいのかわからない。
こういう通りいっぺんの無難な解説が
最近はまかり通っている。
ところで、
おそらく「テレビ誌」の効用は、
前もって見たい番組がチェックできることだ。
そう思って、ぱらぱらと雑誌をめくってみて、驚いた。
見たいと思う番組があまりないのだ。
たとえば4月29日から5月5日までを例にとると、
おもしろそうなのは、
日本国憲法・誕生(NHK)
佐賀のがばいばあちゃん(CS)
迷宮美術館 海を渡った浮世絵(NHK)
テイラー・オブ・パナマ(CS)
世界ふれあい街歩き ベオグラード(BS)
SAYURI(CS)
ラストエンペラー(BS)
くらいなもので(けっこう多いか)、
あとは映画でもほとんど昔どこかで見たものが多い。
しかし、録画もしそうにないから、たぶん見ない。
けっきょく、ぼくなどはこれからも
テレビには夢中になれず、
「ながら族」で終わってしまいそうである。


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