SSブログ

海とプールでひと泳ぎ──ぼんやりバリ紀行(14) [旅]

 2月13日金曜日。
 サヌールにあるガゼボビーチホテルの部屋を出て、早朝、浜辺にいき、日が昇るのを見ようとしました。
 遠くにアグンの山容が浮かびあがりますが、天気はくもりがちで、雨がぱらつきます。かと思うと、日が射したりします。やはりまだ雨期です。
DSCN2668.JPG
 われわれが泊まったロッジをお見せしましょう。このホテルはロッジ式で、建物はだいぶ古くなっており、部屋が薄暗いのが欠点かもしれません。それでも、値段は割合安くて、何よりもホテルから直接海岸に出られるのが魅力です。
DSCN2676.JPG
 それにロッジの脇には、ほとんど専用のプールもついていますから、日がなのんびりとすごすには絶好の場所かもしれません。
DSCN2675.JPG
 午前中、薄曇りの浜辺で泳いでいたら、トオルさんがやってきました。
 つれあいがマングローブを見たいと話していたので、つれていってくれるというのです。
 かれの話では、日本のJICA(ジャイカ)が協力してつくったマングローブセンターがあるはずだとか。そこでサヌールに住んでいる土屋さんを誘い、いっしょに出かけました。
 バリでも、建設ラッシュやら工場の進出やらで、マングローブ林はどんどん減っているようです。ジャイカは消えていこうとするマングローブ林を守るために、地道にマングローブを植樹し、そこをだれでもが訪れることのできる自然センターとしたと聞きました。
 ところが、そのマングローブセンターが見つかりません。仕方なく、とりあえずマングローブのあるところというので、海に面した建設現場のような場所に行ってみることにしました。
DSCN2681.JPG
 暑くなってきました。つれあいが土屋さんと、建設現場の脇にわずかに残るマングローブのあたりを調査しているあいだに、ぼくは汗をふきながら、そのあたりを散歩します。
 これはマングローブの花でしょうか。
DSCN2686.JPG
 しばらく調査したあと、サヌールに戻りました。
 そろそろ、おなかがすいてきました。うまい魚料理屋があるというので、そこに行くことに。
 その途中の通りには、あちこちに色とりどりの南国の花が咲いています。
DSCN4157.JPG
 これもランの一種ですね。
DSCN4164.JPG
 魚料理屋はお世辞にもきれいな店とはいえませんでした。そこのマグロ定食も見かけは悪かったのですが、じつにおいしかった。値段はビールとつまみ込みで、4人で2000円弱。つい、おごってしまいます。
DSCN4168.JPG
 トオルさんたちにホテルまで送ってもらったあと、隣にあるアシタバという店で、おみやげ用の籠やらテーブルセンター用の布などを買います。
 そのあと、ぼくは部屋の隣のプールでひと泳ぎ、つれあいは隣のエステにでかけました。
 夕方、トオルさんから、マングローブセンターの場所はもっと先だったとの連絡があり、あらためて、明日午後出かけることにしました。
 夜は通りにあった「枝豆」という名前の日本食レストランに。料理が出てくるまで長く待たされたわりに、味は街の食堂並み。しかし、ぜいたくは言っていられません。
 ホテルに戻ったときは10時近くになっていました。
 ロッジは2階建てなのに、上の階に行っていなかったことに気づきます。
 階段をのぼって、そこにおいてあった木の椅子に腰掛けました。
 ふと上をながめると、その天井にはみごとな模様が刻まれていました。
DSCN2689.JPG
 ほろ酔い気分で、ああ、ここはバリなんだと、あらためて思った次第です。

nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0