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河回村の仮面劇(韓国旅行) [旅]

5月16日(水)午後。
河回村(ハフェマウル)のはずれにある仮面劇の劇場にやってきました。
仮面劇がはじまります。
神の降りてくるマダン(庭、舞台)を囲んで、しばしこの伝承芸能を楽しませてもらいました。
この仮面舞は、神を喜ばせ、村の安寧と豊作を祈るお祭りの儀式だといいます。
最初に太鼓と歌に合わせて、人の肩にのり、童神が降りてきます。
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次に2頭の大鹿のような動物があらわれ、戦いはじめます。
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白丁(ペッチョン)が登場、つれてきた牛を屠り、精のつきそうな部分を切り取って、売りはじめます。
このあたり、村の民衆劇のおもむきです。
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舞台正面のスクリーンには、ハングルと英語、日本語の説明も投影されたのですが、いまとなってはうろおぼえで、どうしても勝手な解釈になります。
次に登場するのはおばあさんですね。機織りをしながら、つらい人生をせつせつと歌います。
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芸妓が登場すると、舞台は一気に華やかになります。
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そこに破戒僧がやってきます。
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破戒僧が芸妓にちょっかいをだしはじめます。はたしてうまくいったでしょうか。
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次に酔っ払いが登場。千鳥足で舞台を陽気に回ります。
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村の両班(ヤンバン)がやってきます。白丁と何かこそこそ話している様子。よからぬことをたくらんでいるのでしょうか。
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そのあと両班と学者が芸妓を取り合い、最後は全員が登場して、にぎやかにフィナーレとなります。
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仮面劇というのは不思議なものですね。ふだん、人間が隠している感情や欲望を仮面が引きだしていきます。しかも、仮面がかえって生き生きとした表情をつくりだしていくのが驚きです。


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