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インドの子どもたちと──南インドお気楽ツアー(3) [旅]

2月22日(木)つづき

 カーンチープラムにて。
 エーカンバラナータル寺院のあと、もう一つの寺院、カイラーサナータ寺院を訪れました。ずっと規模の小さいヒンドゥー寺院ですが、建てられたのは、8世紀初頭のパッラヴァ朝時代といいますから、むしろエーカンバラナータル寺院より古いですね。
 幼稚園の子どもたちが遠足に来ていました。男の子と女の子20人ほどです。思わず「かわいい」と声がでます。
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 インドの王国の歴史は、紀元前4世紀のマウリヤ朝(マウリヤ帝国)時代にさかのぼります。そのあと、複雑な分裂・統合の栄枯盛衰をたどるのですが、いまそれを詳しく述べる必要はないでしょう。
 カイラーサナータ寺院が建てられたころ、南インドでは、6世紀以降9世紀後半にかけて、3つの王国が抗争をくり返していたことを知っておけばじゅうぶんです。
 その3つの王国のひとつが、ここカーンチープラムを中心としてインド南東部を支配していたパッラヴァ朝でした。
 カイラーサナータ寺院は、そのパッラヴァ朝時代の全盛期に建てられました。
 北インドで成立したヒンドゥー教はこの時代に南インドにもちこまれたといいます。シヴァ神やヴィシュヌ神への絶対帰依を説くバクティ信仰が広がりました。
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 一部に修復がほどこされていますが、カイラーサナータ寺院が古い寺院であることは、そのたたずまいからも伝わってきます。
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 頭に角が生えた獅子のような動物が印象的です。ヤーリという架空の動物だと教えてくれた人がいました。
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 獅子らしきものに囲まれて、その奥にシヴァ神とその妃パールヴァティーが祀られていました。
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 奥にもお堂があるようなのですが、鍵がかけられていて、一般の人は中にはいれません。
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 ともかくヒンドゥーの世界は図像にあふれています。先にはシヴァの乗る牡牛もいますね。
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 先生に引率されて子どもたちがやってきました。
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 これももうひとつのシヴァ神ですね。シヴァ神はいろいろな姿に変身します。
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 女の子たち。ジェンカを踊るように、肩に手を置いて、堂内を回ります。これなら迷子になりませんね。
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 いたるところに獅子(ヤーク)の像。
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 踊るシヴァ神です。ナタラージャの姿をとって、激しい破壊のリズムを踊っています。
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 子どもたちと並んで記念撮影を。いい思い出になりました。
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 お昼は近くのレストランで。いつものように、ふたりで1本ビール(銘柄はキングフィッシャー、つまりカワセミ)をあけ、バイキング式のランチをとります。次の目的地はマハーバリプラムです。
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