スカイ島からネス湖へ(オールドマンがオールドマンに会う)──スコットランドの旅(8) [旅]
8月10日(金)
われわれが泊まった宿はスカイ島、ブロードフォードから南にはいった入り江のコテージ。にわかづくりの建物でしたが、ベッドルームが2つとバス、台所がついていて、家族5人が気楽に過ごせました。
値段もそう高くありません。Airbnbで見つけ、予約しておいたのです。ちょうど夏のバカンスなので、宿がなかなかとれず、スカイ島では最後の1軒でした。
朝8時すぎ、村のはずれにある宿を出発。われわれ夫婦は宿で用意してあったオートミールと牛乳で朝食をすませたのですが、娘のつれあいのマテオはレストランでないと食べた気がしないらしく、30分ほどスリガハンまで車を飛ばし、そこのホテルで食事をとるといいます。
その途中、入り江と山、滝などの光景を堪能しました。
ところどころ山肌が赤くなっているのは、エリカの花が咲いているからです。
娘一家がホテルで朝食をとっているあいだ、われわれはスリガハンの橋のまわりを散策します。河原に降りると、小さなアブが群がってきて、あちこち刺されました。
川の水量は豊かで、まわりには緑が広がっています。ここから山にハイキングに行く人もいるようです。
河原にはエリカの花も咲いています。しかし、周囲はアブだらけ。羊や牛の放牧がおこなわれているためでしょう。
9時40分、スリガハンを出発し、ポートリーを経由し、10時にオールドマン・オブ・ストールに到着しました。さっきまで晴れていたのに、また雨が降りはじめます。
山はその全容をあらわしません。それでも山道を登ります。オールドマン・オブ・ストールが中央に姿をみせました。
霧に見え隠れするその姿が幻想的です。
オールドマン・オブ・ストールというのは、ストール山のじいさまという意味で、ストール山の中腹に尖塔のようにそびえたっています。昔はこの巨岩が船乗りの目印になったといいます。晴れた日もいいでしょうが、きょうのような小雨の日も悪くありません。
とつぜん霧がはれて、その姿がくっきりと浮かび上がります。りっぱです。貫禄があります。それを眺めるこちらは、しょぼいじいさんですが、ここまで登ってきたかいはありました。
われわれ夫婦は途中の広場までしか行きませんでしたが、娘一家はその先を一周したようです。あとで、その写真をみせてもらいました。下に見えているのは、ふもとのストール湖です。
岩のあいだから見える湖も風情があります。ことばはいらないですね。
車に戻ったときは、ちょうどお昼になっていました。もう一カ所予定していたキルトロックには行けそうもありません。こういうときは、あきらめが肝心です。
12時半、スカイ島でいちばん大きな町ポートリーにつきました。
ホテルのレストランで簡単な食事をとります。セルフのプレートでじゅうぶん。
1時すぎ、ポートリーを出発、スカイブリッジを渡って、あっというまにブリテン本島に戻ります。こういう橋ができたら、たしかにマレイグからフェリーを利用する人は少なくなるでしょうね。1995年にできたこの橋の通行料は、いまでは無料になっています。
午後2時すぎ、アイリーンドナン城に到着。小さな城ですが、まるで海に浮かんだようで、絵になります。
その橋を渡って、城の内部に。
スコットランドの正装、タータンのキルトをつけたガイドさんが、あちこちに立っていました。この城がマッケンジー一族(とマクレー一族)の砦としてつくられたのは13世紀。しかし、18世紀のジャコバイトの乱にマッケンジー一族が加わったことにより、敗戦後、政府軍によって破壊され、長いあいだ放置されていました。
その後、一族の末裔が1920年ごろ、荒れ果てた城を修復したようです。現在のような石の橋はもともとかかっていなかったとか。
アイリーンはケルト語で島のこと。ですからアイリーンドナン城は、ドナン島の城という意味です。
この置物ほしいです。
のんびり2時間ほどいて、城を見学しました。マテオとユウキは向こう側まで歩いていって、反対側からも写真を撮りました。
ネス湖にほど近いドロムナドロキットの宿に到着したのは夕方6時ごろです。
ネス湖は小さな湖だと思っていたのに、そうではなかったので、びっくりしました。
幅が2キロ、長さが35キロもあります。細長い地峡に水がたまったイギリス最大の淡水湖だといいます。車からはその姿を断続的にとらえることができました。
宿のすぐ前のレストランは予約で満席でした。仕方なく、すいている別のレストランに飛びこみます。本日のスープを頼んだつれあいは、ジンジャーたっぷりのスープがでてきたので、もてあましていました。ぼくは豚肉のステーキ。肉が硬くて、これもうまいとはいえない代物でした。帰り際、宿の前のレストランに翌日夕方の予約を入れておくことにしました。
明日はいよいよネス湖観光です。
われわれが泊まった宿はスカイ島、ブロードフォードから南にはいった入り江のコテージ。にわかづくりの建物でしたが、ベッドルームが2つとバス、台所がついていて、家族5人が気楽に過ごせました。
値段もそう高くありません。Airbnbで見つけ、予約しておいたのです。ちょうど夏のバカンスなので、宿がなかなかとれず、スカイ島では最後の1軒でした。
朝8時すぎ、村のはずれにある宿を出発。われわれ夫婦は宿で用意してあったオートミールと牛乳で朝食をすませたのですが、娘のつれあいのマテオはレストランでないと食べた気がしないらしく、30分ほどスリガハンまで車を飛ばし、そこのホテルで食事をとるといいます。
その途中、入り江と山、滝などの光景を堪能しました。
ところどころ山肌が赤くなっているのは、エリカの花が咲いているからです。
娘一家がホテルで朝食をとっているあいだ、われわれはスリガハンの橋のまわりを散策します。河原に降りると、小さなアブが群がってきて、あちこち刺されました。
川の水量は豊かで、まわりには緑が広がっています。ここから山にハイキングに行く人もいるようです。
河原にはエリカの花も咲いています。しかし、周囲はアブだらけ。羊や牛の放牧がおこなわれているためでしょう。
9時40分、スリガハンを出発し、ポートリーを経由し、10時にオールドマン・オブ・ストールに到着しました。さっきまで晴れていたのに、また雨が降りはじめます。
山はその全容をあらわしません。それでも山道を登ります。オールドマン・オブ・ストールが中央に姿をみせました。
霧に見え隠れするその姿が幻想的です。
オールドマン・オブ・ストールというのは、ストール山のじいさまという意味で、ストール山の中腹に尖塔のようにそびえたっています。昔はこの巨岩が船乗りの目印になったといいます。晴れた日もいいでしょうが、きょうのような小雨の日も悪くありません。
とつぜん霧がはれて、その姿がくっきりと浮かび上がります。りっぱです。貫禄があります。それを眺めるこちらは、しょぼいじいさんですが、ここまで登ってきたかいはありました。
われわれ夫婦は途中の広場までしか行きませんでしたが、娘一家はその先を一周したようです。あとで、その写真をみせてもらいました。下に見えているのは、ふもとのストール湖です。
岩のあいだから見える湖も風情があります。ことばはいらないですね。
車に戻ったときは、ちょうどお昼になっていました。もう一カ所予定していたキルトロックには行けそうもありません。こういうときは、あきらめが肝心です。
12時半、スカイ島でいちばん大きな町ポートリーにつきました。
ホテルのレストランで簡単な食事をとります。セルフのプレートでじゅうぶん。
1時すぎ、ポートリーを出発、スカイブリッジを渡って、あっというまにブリテン本島に戻ります。こういう橋ができたら、たしかにマレイグからフェリーを利用する人は少なくなるでしょうね。1995年にできたこの橋の通行料は、いまでは無料になっています。
午後2時すぎ、アイリーンドナン城に到着。小さな城ですが、まるで海に浮かんだようで、絵になります。
その橋を渡って、城の内部に。
スコットランドの正装、タータンのキルトをつけたガイドさんが、あちこちに立っていました。この城がマッケンジー一族(とマクレー一族)の砦としてつくられたのは13世紀。しかし、18世紀のジャコバイトの乱にマッケンジー一族が加わったことにより、敗戦後、政府軍によって破壊され、長いあいだ放置されていました。
その後、一族の末裔が1920年ごろ、荒れ果てた城を修復したようです。現在のような石の橋はもともとかかっていなかったとか。
アイリーンはケルト語で島のこと。ですからアイリーンドナン城は、ドナン島の城という意味です。
この置物ほしいです。
のんびり2時間ほどいて、城を見学しました。マテオとユウキは向こう側まで歩いていって、反対側からも写真を撮りました。
ネス湖にほど近いドロムナドロキットの宿に到着したのは夕方6時ごろです。
ネス湖は小さな湖だと思っていたのに、そうではなかったので、びっくりしました。
幅が2キロ、長さが35キロもあります。細長い地峡に水がたまったイギリス最大の淡水湖だといいます。車からはその姿を断続的にとらえることができました。
宿のすぐ前のレストランは予約で満席でした。仕方なく、すいている別のレストランに飛びこみます。本日のスープを頼んだつれあいは、ジンジャーたっぷりのスープがでてきたので、もてあましていました。ぼくは豚肉のステーキ。肉が硬くて、これもうまいとはいえない代物でした。帰り際、宿の前のレストランに翌日夕方の予約を入れておくことにしました。
明日はいよいよネス湖観光です。
2019-01-26 11:07
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